ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、伸び悩み

 19日のニューヨーク外国為替市場でドル円は伸び悩み。24時時点では149.71円と22時時点(149.74円)と比べて3銭程度のドル安水準だった。米10年債利回りが一時4.1189%前後と2008年7月以来の高水準を記録すると全般ドル買いが先行。23時前に一時149.79円と1990年8月以来32年ぶりの高値を更新した。
 ただ、心理的節目である150円に迫る中、政府・日銀による為替介入への警戒感も根強く、積極的に上値を試す展開にはならなかった。米長期金利の上昇が一服した影響も受けた。

 ユーロドルは下げ幅を縮めた。24時時点では0.9790ドルと22時時点(0.9780ドル)と比べて0.0010ドル程度のユーロ高水準だった。20時30分前に一時0.9760ドルと日通し安値を付けたあとはじりじりと下値を切り上げる展開に。米長期金利が上昇幅を縮めたことや、米国株の持ち直しなどを手掛かりにユーロ買い・ドル売りが入った。

 ユーロ円は24時時点では146.57円と22時時点(146.44円)と比べて13銭程度のユーロ高水準。20時過ぎに一時146.08円と本日安値を付けたものの、売り一巡後は徐々に買い戻しが進んだ。ユーロドルにつれた動きとなった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.11円 - 149.79円
ユーロドル:0.9760ドル - 0.9872ドル
ユーロ円:146.08円 - 147.26円


(中村)
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