欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、底堅い

 28日の欧州外国為替市場でドル円は底堅い。22時時点では147.71円と20時時点(147.64円)と比べて7銭程度のドル高水準だった。9月の米個人消費支出(PCE)コアデフレーターが前年比で市場予想を若干下回ったことで、米10年債利回りの上昇幅縮小とともに一時147.16円付近まで下押しした。ただ、9月米個人所得などは予想より強かったため、米金利はすぐに一転上昇したためドル円も147.84円付近まで切り返した。

 ユーロ円は強含み。22時時点では147.26円と20時時点(146.87円)と比べて39銭程度のユーロ高水準だった。時間外のダウ先物がプラス圏を回復したことでリスクオンの円売り・ユーロ買いが優勢に。ユーロカナダドルなどその他ユーロクロスが上昇したことも買いを後押しし、一時147.36円と日通し高値を付けた。

 ユーロドルは下値が堅い。22時時点では0.9969ドルと20時時点(0.9947ドル)と比べて0.0022ドル程度のユーロ高水準だった。米長期金利の上下には反応が鈍く、ユーロクロスが全般買われたことにつれて0.9970ドル台まで下値を切り上げた。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:145.99円 - 147.86円
ユーロドル:0.9927ドル - 0.9998ドル
ユーロ円:145.62円 - 147.36円


(越後)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。