東京外国為替市場概況・17時 ドル円、買い優勢

 28日午後の東京外国為替市場でドル円は買い優勢。17時時点では147.07円と15時時点(146.41円)と比べて66銭程度のドル高水準だった。黒田日銀総裁が「今すぐ利上げ・出口が来るとは考えていない」「安定的な円安なら経済全体にプラス」と発言したことを手掛かりに買いが強まった。時間外の米10年債利回りが上昇したことも支えとなり、一時147.29円まで本日高値を伸ばした。

 ユーロドルは弱含み。17時時点では0.9945ドルと15時時点(0.9972ドル)と比べて0.0027ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利の上昇に伴って売りが強まり、一時0.9927ドルまで下押しした。

 ユーロ円は強含み。17時時点では146.27円と15時時点(146.02円)と比べて25銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の上昇につれた買いが入り、一時146.48円付近まで上げる場面があったが、ユーロドルが下落した影響も受けたため上値は限られた。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:145.99円 - 147.29円
ユーロドル:0.9927ドル - 0.9998ドル
ユーロ円:145.62円 - 146.59円

(越後)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。