欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、じり高

 31日の欧州外国為替市場でドル円はじり高。20時時点では148.61円と17時時点(148.01円)と比べて60銭程度のドル高水準だった。時間外取引で米長期金利が4.07%台へ上昇する動きを受け、ドル円は一時148.70円までドル高・円安推移。為替市場で幅広くドル買いが進んだ。
 19時に財務省が発表した9月29日-10月27日の為替介入額は6兆3499億円だった。8月30日から9月28日の2兆8382億円を大きく上回り、過去最大規模の円買い介入が実施されたことが明らかとなった。

 ユーロドルは上値が重い。20時時点では0.9933ドルと17時時点(0.9929ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ高水準だった。米長期金利の上昇を背景としたドル買いを受け、一時0.9914ドルまでユーロ安・ドル高推移。ポンドドルも1.1530ドルまで売られた。

 ユーロ円は底堅い。20時時点では147.61円と、17時時点(146.96円)と比べて65銭程度のユーロ高水準だった。ユーロドルの下落もあって、戻りが鈍い場面もあった。しかし、次第にドル円の円安推移に追随し、147.73円まで上値を伸ばした。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:147.50円 - 148.70円
ユーロドル:0.9914ドル - 0.9966ドル
ユーロ円:146.55円 - 147.73円

(関口)
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