欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、下落幅を拡大

 1日の欧州外国為替市場でドル円は下落幅を拡大。20時時点では147.23円と17時時点(147.92円)と比べて69銭程度のドル安水準だった。時間外取引の米長期金利が3.93%台まで低下。ドル円は昨日安値147.50円を下抜け、146.99円までドル売り・円買いが進んだ。本日からの米連邦公開市場委員会(FOMC)開催を前に、米系短期筋が背景とみられる調整の動きをきっかけに米金利低下、ドル安・円高が加速した。

 ユーロドルは底堅い。20時時点では0.9936ドルと17時時点(0.9928ドル)と比べて0.0008ドル程度のユーロ高水準だった。米長期金利の低下を受けたドル安が下支え要因。ユーロ円の下落に引っ張られる場面を挟みつつも、持ち直した。

 ユーロ円は円高推移。20時時点では146.30円と、17時時点(146.87円)と比べて57銭程度のユーロ安水準だった。ドル円主導の円買いの流れに押され、クロス円は軒並み円高。ユーロ円が146.05円まで下落したほか、ポンド円は169.67円、カナダドル円は108.54円まで円買いが進んだ。豪ドル円は94円後半、NZドル円は86円半ばへ押し戻された。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:146.99円 - 148.82円
ユーロドル:0.9879ドル - 0.9948ドル
ユーロ円:146.05円 - 147.12円

(関口)
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