欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、軟調

 2日の欧州外国為替市場でドル円は軟調。20時時点では146.86円と17時時点(147.34円)と比べて48銭程度のドル安水準だった。今夜に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控えるなか、調整のドル売りが146.85円まで進行。時間外取引の米10年債利回りは4.04%台を中心としたレンジで動きを落ち着かせつつあるが、為替市場ではドルの調整安が進んだ。

 ユーロドルは底堅い。20時時点では0.9901ドルと17時時点(0.9884ドル)と比べて0.0017ドル程度のユーロ高水準だった。対円でのドル調整安などを手掛かりに、0.9912ドルまでユーロ高・ドル安推移。ただ、米金融政策イベントを控えた動きにくさも感じられた。21時15分には、週末に控える10月米雇用統計の参考指標とされる10月ADP全米雇用報告の発表も予定されている。

 ユーロ円はじり安。20時時点では145.44円と、17時時点(145.67円)と比べて23銭程度のユーロ安水準だった。ドル円が下落幅を広げるなか、イベント前の警戒感もあり軟化。145.38円まで下値を広げた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:146.85円 - 148.37円
ユーロドル:0.9870ドル - 0.9912ドル
ユーロ円:145.38円 - 146.80円

(関口)
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