NY為替見通し=ドル円、新たな方向感を探る展開か
本日これまでのドル円はポーランドに着弾したミサイル関連報道で乱高下した。地政学リスクへの警戒感で売りが先行するも、バイデン米大統領が「ロシアから発射された可能性は低い」との見解を示したことを受けて、140円前半まで上昇し、その後は139円台で上下している。
米引き締め鈍化の思惑を背景に、ドル円は上値の重い動きが見込まれる。今年急速に進んだドル高・円安に一服感が強まっており、一段と調整が進む可能性が警戒されている。一方で、日米の金融政策の格差は依然として鮮明であることや、米経済が比較的に好調であることなどから押し目には引き続き買いも入りやすい。買いと売りが交錯する相場展開が当面続きそうで、ドル円は神経質な動きを継続しつつ、一段の調整かそれとも再び上昇基調に戻るかの新たな方向感を探る展開となりそうだ。
足もとでは米経済指標の結果に想定以上の反応が見られている。特にインフレや景気関連の指標に敏感になっており、本日の米10月小売売上高の結果にも注目。バー米連邦準備理事会(FRB)副議長や、ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁、ウォラーFRB理事ら複数のFRB関係者に発言機会があり、発言内容にも留意したい。また、ミサイル関連の続報にも警戒が必要か。
・想定レンジ上限
ドル円は14日の高値140.80円や90日移動平均線の141.39円が上値めど。
・想定レンジ下限
ドル円は日足一目均衡表・雲の下限138.69円や15日安値137.68円が下値めど。
(金)
米引き締め鈍化の思惑を背景に、ドル円は上値の重い動きが見込まれる。今年急速に進んだドル高・円安に一服感が強まっており、一段と調整が進む可能性が警戒されている。一方で、日米の金融政策の格差は依然として鮮明であることや、米経済が比較的に好調であることなどから押し目には引き続き買いも入りやすい。買いと売りが交錯する相場展開が当面続きそうで、ドル円は神経質な動きを継続しつつ、一段の調整かそれとも再び上昇基調に戻るかの新たな方向感を探る展開となりそうだ。
足もとでは米経済指標の結果に想定以上の反応が見られている。特にインフレや景気関連の指標に敏感になっており、本日の米10月小売売上高の結果にも注目。バー米連邦準備理事会(FRB)副議長や、ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁、ウォラーFRB理事ら複数のFRB関係者に発言機会があり、発言内容にも留意したい。また、ミサイル関連の続報にも警戒が必要か。
・想定レンジ上限
ドル円は14日の高値140.80円や90日移動平均線の141.39円が上値めど。
・想定レンジ下限
ドル円は日足一目均衡表・雲の下限138.69円や15日安値137.68円が下値めど。
(金)