今日の株式見通し-堅調か 米国の利上げペース減速期待が一段と高まる

 東京市場は堅調か。米国株は22日、23日と連日で上昇。ダウ平均は22日に397ドル高と大きく上昇し、23日は95ドル高の34194ドルで取引を終えた。22日はメスター米クリーブランド連銀総裁の発言、23日は11月開催のFOMC議事録公表を受けて、利上げペース減速への期待が高まった。米長期金利が大きく低下しており、為替市場ではドル安(円高)が進行。ドル円は足元139円60銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて225円高の28345円、ドル建てが235円高の28355円で取引を終えた。

 東京市場が休場の間の米国株が強かったことから、日本株も水準を切り上げる展開を予想する。FOMC議事録では多数の参加者が利上げ減速を支持していたことが明らかになった。次回12月FOMC(12/13~14)に対する警戒が大きく後退しており、当面の米国株は崩れづらい展開が想定される。本日の米国は感謝祭で休場だが、感謝祭明けはブラックフライデーに突入する。楽観ムードが高まる材料がそろっており、米国株高を受けて高く始まった後も、強い基調が続くだろう。日経平均の予想レンジは28250円-28550円
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