今日の株式見通し=しっかりか 予想を下回るPPIを受けて米長期金利が低下
東京市場はしっかりか。米国株は上昇。ダウ平均は56ドル高の33592ドルで取引を終えた。10月生産者物価指数が市場予想を下回り、長期金利が低下。これを受けて一時上げ幅を400ドル超に広げた。その後、ロシアのミサイルがポーランドに着弾し、2名の死者が出たと伝わったことから失速してマイナス転換。ただ、下げっぱなしとはならず、プラス圏に戻して終えた。ドル円は足元139円30銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて45円安の27985円、ドル建てが35円安の27995円で取引を終えた。
ロシアのミサイルの件については警戒を払う必要があるが、米国株はリスクオフというまでの動きにはならず、上昇で終えた。ウクライナの隣国でロシア側は否定しており、誤射ではないかとの見方もある。米国では金利低下を受けて、ナスダックが強い動きを見せた。また、決算を発表した小売大手のウォルマートが大幅高となっている。地政学リスクが浮上したことで積極的に上値は追いづらいが、米国株に対する不安要素が払しょくされつつあり、売りも仕掛けづらい。強弱感が入り交じり日経平均は節目の28000円近辺でもみ合う展開を想定するが、下値は固いとみる。予想レンジは27850円-28250円
(小針)
ロシアのミサイルの件については警戒を払う必要があるが、米国株はリスクオフというまでの動きにはならず、上昇で終えた。ウクライナの隣国でロシア側は否定しており、誤射ではないかとの見方もある。米国では金利低下を受けて、ナスダックが強い動きを見せた。また、決算を発表した小売大手のウォルマートが大幅高となっている。地政学リスクが浮上したことで積極的に上値は追いづらいが、米国株に対する不安要素が払しょくされつつあり、売りも仕掛けづらい。強弱感が入り交じり日経平均は節目の28000円近辺でもみ合う展開を想定するが、下値は固いとみる。予想レンジは27850円-28250円
(小針)