今日の株式見通し－軟調か　接戦の選挙動向を受けて米国株は大幅安

　東京市場は軟調か。米国株は下落。ダウ平均は646ドル安の32513ドルと値幅を伴った下げとなった。米中間選挙は、共和党の圧勝も予想された事前予想に対して民主党が健闘しており、接戦の様相を呈してきた。ジョージア州の上院選では、12月の決選投票にもつれ込むとのニュースも出てきており、先行き不透明感が台頭。10月CPIの発表前ということもリスク回避ムードを高め、場中は下げ基調が続いた。ドル円は足元146円40銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて130円安の27520円、ドル建ては125円安の27525円で取引を終えた。

　米国株の大幅安を受けて売りに押される展開を予想する。米国株の反応をみると、与党民主党の善戦は歓迎していないように見えるだけに、米国株に対する楽観的な見方も後退しそう。米国の長期金利や株価を刺激しやすいCPIの発表前でもあり、押し目買いも手控えられる可能性が高い。ただ、日本株はきのう米国の投開票動向を横目で見ながらきのう先んじて下げており、その分、ネガティブな影響は緩和されると思われる。日経平均は節目の27500円が下値のメドとして意識されるだろう。予想レンジは27400円-27650円