今日の株式見通し-米国の選挙動向をにらんで神経質な展開か

 東京市場は波乱含みか。米国株は上昇。ダウ平均は333ドル高の33160ドルで取引を終えた。選挙後の株高を見越した買いが優勢。ただ、強く買われていたところから中盤に急失速してまた盛り返すなど、値動きは不安定となった。ドル円は足元145円60銭近辺で推移している。CME225先物は円建て、ドル建てともに大証日中終値と比べて10円安の27880円で取引を終えた。

 米中間選挙の速報を多く消化することになると思われるため、不安定な地合いを予想する。ダウ平均は大幅高となったがCME225先物は横ばい圏からのスタートを示唆しており、米国株高を素直に好感する流れにはなりづらい。下院では野党の共和党が多数派となり、上院は接戦というのが多くの見方。それに沿ったニュースが多ければ、次第に一喜一憂しても仕方ないといった状況になるかもしれない。ただし、米株先物に大きな動きが出てくれば、それには神経質に反応するだろう。米国株が上昇しており、リスクオフ色が強まる可能性は大きく低下しているが、連れ高できず上値が重かった場合には、目先の利益を確定する売りが強めに出てくる展開も想定される。日経平均の予想レンジは27500円-28100円
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