今日の株式見通し=軟調か 米国株は終盤に値を崩す

 東京市場は軟調か。米国株は下落。ダウ平均は211ドル安の33536ドルで取引を終えた。3指数とも序盤弱めで中盤に強含み、終盤に失速。長期金利が上昇したことで、ナスダックが3指数の中では最も弱かった。ドル円は足元139円90銭近辺で推移している。CME225先物は円建て・ドル建てともに大証日中終値と比べて5円安の27955円で取引を終えた。

 米国株の引け味が悪く、日本株も売りに押される展開を予想する。CME225先物は横ばい圏からのスタートを示唆しており、日経平均は前日大幅安の反動で序盤は底堅く推移するかもしれない。しかし、きのうは安値引けで28000円を割り込んでおり、米株同様、引け味が悪かった。国内の企業決算はきのうまでで概ね一巡しており、先々では市場エネルギーの低下が懸念される。足元で動きが良くなっているグロース株も、米長期金利が上昇してナスダックが弱い状況下では物色されづらい。本日米国では10月生産者物価指数(PPI)が発表される。新たに買いを入れる理由は乏しく、警戒ムードの強い地合いが続くだろう。日経平均の予想レンジは27650円-28150円
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