株式明日の戦略-今週負けなしの7連騰、連休明けも上値追いの期待が高まる
2日の日経平均は大幅に7日続伸。終値は378円高の36830円。
日経平均は大幅上昇。米雇用統計の発表を控えた大型連休前で買いを手控える要素はあったが、きのうまでの動きがかなり強かったことから、売りは手控えられた。4月前半に全体市場が大きく崩れ、そこから立ち直るタイミングで決算発表を迎えることができた上に、ここにきてドル円が円安に傾斜しているだけに、日本株には資金が入りやすくなっている。
ダウ平均とS&P500が5月1日まで8日続伸と、米国株が強いことも大きな安心材料となっている。ただ、米国株に関しては、一足先に主力どころの決算発表がほぼ出そろう。来週は米企業の決算発表が少なくなるだけに、米国株の動向には注意を払っておきたい。仮に米国株の上昇にブレーキがかかったとしても、日本はまだ決算発表が多いだけに、ネガティブな影響は限定的と考える。ただし、国内も月前半で決算発表は概ね一巡することから、後半には調整が入る展開も想定される。決算発表が一巡した後の米国株が大崩れしなければ、日本株の失速に対する懸念も杞憂に終わると思われる。米国株の上昇基調が続く展開に期待したい。
【来週の見通し】
堅調か。月曜と火曜が休場で立ち合いは3日。国内では引き続き決算発表が多く、トヨタ、任天堂、IHIなど売買代金上位の常連銘柄が発表を予定している。個別物色が活況となることで、楽観ムードの強い地合いが続くだろう。イベントとしてはFOMC(5/6~5/7)が注目されるが、今回は政策金利の据え置きが濃厚とみられている。直近でトランプ大統領のFRB批判がトーンダウンしていることもあり、FOMCは大きな波乱なく通過する公算が大きい。日経平均は5月2日まで7日続伸しており、反動には一定の警戒を払う必要があるものの、下げたとしても初押しになるだけに、直近の上昇に乗り遅れた投資家からの買いが入りやすい。円安期待も高まる中、売りをこなしながらもう一段上を試す展開を予想する。
【今週を振り返る】 大幅高となった。米国株の動きが良くなり、日本株もこれと歩調を合わせて水準を切り上げた。週明けの4月28日の日経平均は前週末の米国株高を追い風に3桁の上昇。休場を挟んで30日も3桁の上昇となり、終値で36000円を上回った。5月に入り1日は上昇して始まった後、日銀金融政策決定会合の結果を受けて後場に入って一段高。追加利上げのハードルが高いとの見方が強まり、為替市場で円安が進んだことが株価を押し上げた。2日も米国株高や円安を好感して大幅上昇。5月2日まで7日続伸となり、この7日間全てで3桁の上昇となった。日経平均は週間では1124円の上昇となり、週足では4週連続で陽線を形成した。
日経平均は大幅上昇。米雇用統計の発表を控えた大型連休前で買いを手控える要素はあったが、きのうまでの動きがかなり強かったことから、売りは手控えられた。4月前半に全体市場が大きく崩れ、そこから立ち直るタイミングで決算発表を迎えることができた上に、ここにきてドル円が円安に傾斜しているだけに、日本株には資金が入りやすくなっている。
ダウ平均とS&P500が5月1日まで8日続伸と、米国株が強いことも大きな安心材料となっている。ただ、米国株に関しては、一足先に主力どころの決算発表がほぼ出そろう。来週は米企業の決算発表が少なくなるだけに、米国株の動向には注意を払っておきたい。仮に米国株の上昇にブレーキがかかったとしても、日本はまだ決算発表が多いだけに、ネガティブな影響は限定的と考える。ただし、国内も月前半で決算発表は概ね一巡することから、後半には調整が入る展開も想定される。決算発表が一巡した後の米国株が大崩れしなければ、日本株の失速に対する懸念も杞憂に終わると思われる。米国株の上昇基調が続く展開に期待したい。
【来週の見通し】
堅調か。月曜と火曜が休場で立ち合いは3日。国内では引き続き決算発表が多く、トヨタ、任天堂、IHIなど売買代金上位の常連銘柄が発表を予定している。個別物色が活況となることで、楽観ムードの強い地合いが続くだろう。イベントとしてはFOMC(5/6~5/7)が注目されるが、今回は政策金利の据え置きが濃厚とみられている。直近でトランプ大統領のFRB批判がトーンダウンしていることもあり、FOMCは大きな波乱なく通過する公算が大きい。日経平均は5月2日まで7日続伸しており、反動には一定の警戒を払う必要があるものの、下げたとしても初押しになるだけに、直近の上昇に乗り遅れた投資家からの買いが入りやすい。円安期待も高まる中、売りをこなしながらもう一段上を試す展開を予想する。
【今週を振り返る】 大幅高となった。米国株の動きが良くなり、日本株もこれと歩調を合わせて水準を切り上げた。週明けの4月28日の日経平均は前週末の米国株高を追い風に3桁の上昇。休場を挟んで30日も3桁の上昇となり、終値で36000円を上回った。5月に入り1日は上昇して始まった後、日銀金融政策決定会合の結果を受けて後場に入って一段高。追加利上げのハードルが高いとの見方が強まり、為替市場で円安が進んだことが株価を押し上げた。2日も米国株高や円安を好感して大幅上昇。5月2日まで7日続伸となり、この7日間全てで3桁の上昇となった。日経平均は週間では1124円の上昇となり、週足では4週連続で陽線を形成した。