今日の株式見通し-軟調か 中国リスクを警戒してダウ平均は497ドル安

 東京市場は軟調か。米国株は下落。ダウ平均は497ドル安の33849ドルと値幅を伴った下げとなった。中国の「ゼロコロナ政策」に対する抗議行動が過激化しており、同地域のコロナ感染拡大とともに、グローバルマーケットのリスクとして強く意識された。ドル円は足元138円90銭近辺で推移している。CME225先物は円建て、ドル建てともに大証日中終値と比べて70円安の28090円で取引を終えた。

 米国株安を受けて売りに押される展開を予想する。米国ではボーイングが大幅安となったほか、中国工場の「iPhone」生産への影響が懸念されたアップルが弱く、バリュー・グロースともに買いづらい環境。中国リスクが高まってきたことで、アジア株の動向にも神経質となるだろう。ただ、きのうの東京市場でも中国を警戒したような売りは出てきていただけに、その分、ネガティブな影響は緩和されると考える。CME225先物は大幅安スタートを示唆しているわけではなく、日経平均は節目の28000円を割り込むようなら、そこでは押し目買いが入る可能性が高い。下落は避けられないとみるものの、一定の底堅さは発揮するだろう。日経平均の予想レンジは27850円-28250円
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