ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、8月18日以来安値

 1日のニューヨーク外国為替市場でドル円は軟調。24時時点では135.76円と22時時点(136.29円)と比べて53銭程度のドル安水準だった。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が前日に「早ければ12月にも利上げ幅を縮小する可能性がある」と指摘したことで、米利上げ減速観測が強まり、この日もドル売りが優勢となった。11月米ISM製造業景気指数が49.0と予想の49.8を下回ったことも相場の重しとなり、一時135.55円と8月18日以来の安値を更新した。
 主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時104.70と8月11日以来の低水準を付けた。

 ユーロドルはしっかり。24時時点では1.0525ドルと22時時点(1.0444ドル)と比べて0.0081ドル程度のユーロ高水準だった。FRBが利上げペースを減速するとの見方が強まる中、ドル全面安となった流れに沿った。24時過ぎに一時1.0533ドルと6月29日以来の高値を付けた。

 ユーロ円は底堅い。24時時点では142.93円と22時時点(142.35円)と比べて58銭程度のユーロ高水準。ドル円の下落につれた売りが出た半面、ユーロドルの上昇につれた買いが入り143.13円付近まで値を上げた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:135.55円 - 138.12円
ユーロドル:1.0394ドル - 1.0533ドル
ユーロ円:141.91円 - 143.76円

(中村)
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