NY株見通しー金融政策の見通しを巡り11月雇用統計に注目

 今晩のNY市場は11月雇用統計に注目。昨日は、翌日の米11月雇用統計の発表を控えるなか、弱い経済指標を受けて金利が低下したことで、ハイテク株主体のナスダック総合が小幅に続伸した一方、ダウ平均は3日ぶりに反落し、大型株で構成されるS&P500も小幅に反落。主要3指数が高安まちまちとなった。週初来では、ダウ平均が47.98ドル高(+0.14%)、S&P500が1.25%高、ナスダック総合が2.28%高とそろって2週続伸ペースとなった。週末の取引となる今晩は寄り前に発表される米11月雇用統計が焦点か。12月13-14日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では利上げ幅がこれまでの4会合連続での0.75%から0.50%幅に縮小される見方が強まっているが、11月雇用統計がFOMC会合前の最後の重要指標となることで、結果に注目が集まる。11月雇用統計の市場予想は、非農業部門雇用者数が20.0万人増(前回:26.1万人増)、失業率が3.7%(同:3.7%)、平均賃金が前月比+0.3%(同:+0.4%)、前年比+4.6%(同:+4.7%)。

 今晩の米経済指標・イベントは11月雇用統計のほか、バーキン米リッチモンド連銀総裁、エバンズ米シカゴ連銀総裁の講演など。主要な企業の決算発表はなし。(執筆:12月2日、14:00)
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