欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、売り一服

 2日の欧州外国為替市場でドル円は売りが一服。20時時点では134.03円と17時時点(134.64円)と比べて61銭程度のドル安水準だった。米利上げ速度が鈍化するとの思惑を背景にしたドル売りの流れが継続。200日移動平均線が位置していた134.52円付近を下抜けると、再びストップロスの売り注文を巻き込む格好となり、一時は8月16日以来の安値となる133.63円まで下押しした。もっとも、仕掛け的な動きが一巡すると、米雇用統計の発表が控えていることもあって売りは一服。134.30円台まで下げ渋る場面も見られた。

 ユーロドルはもみ合い。20時時点では1.0529ドルと17時時点(1.0530ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ安水準だった。ドル売りの流れに沿って1.0545ドルまで本日高値を更新する場面があったが、米雇用統計の発表を前に様子見ムードが強まり、次第に1.05ドル台前半で方向感が乏しくなった。

 ユーロ円は20時時点では141.13円と17時時点(141.78円)と比べて65銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の下落につれた円買い・ユーロ売りが強まり、一時140.77円と9月29日以来の安値を更新した。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:133.63円 - 135.60円
ユーロドル:1.0505ドル - 1.0545ドル
ユーロ円:140.77円 - 142.48円

(岩間)
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