ニューヨーク外国為替市場概況・5日 ドル円、6日ぶり大幅反発

 5日のニューヨーク外国為替市場でドル円は6営業日ぶりに大幅反発。終値は136.75円と前営業日NY終値(134.31円)と比べて2円44銭程度のドル高水準だった。前週末発表の11月米雇用統計に続き、本日発表の11月米ISM非製造業指数が予想を上回ったことが伝わると、米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めの長期化が改めて意識されてドル買いが優勢となった。米10年債利回りが3.61%台まで上昇したことも相場の支援材料となり、一時136.86円まで上値を伸ばした。

 ユーロドルは4日ぶりに反落。終値は1.0491ドルと前営業日NY終値(1.0535ドル)と比べて0.0044ドル程度のユーロ安水準だった。マクルーフ・アイルランド中銀総裁のタカ派的な発言をきっかけにユーロ買い・ドル売りが先行。22時前に一時1.0595ドルと6月28日以来の高値を付けた。
 ただ、11月米ISM非製造業指数が56.5と予想の53.5を上回ったことが伝わると、一転ユーロ売り・ドル買いが優勢となり、5時30分過ぎに一時1.0481ドルと日通し安値を更新した。

 ユーロ円は3日ぶりに反発。終値は143.50円と前営業日NY終値(141.48円)と比べて2円02銭程度のユーロ高水準。ユーロドルの下落につれた売りが出た半面、ドル円の上昇につれた円売り・ユーロ買いが出て一時143.62円と本日高値を付けた。

本日の参考レンジ
ドル円:134.13円 - 136.86円
ユーロドル:1.0481ドル - 1.0595ドル
ユーロ円:141.38円 - 143.62円

(中村)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。