東京外国為替市場概況・15時 ユーロ円、小安い

 6日午後の東京外国為替市場でユーロドルは小安い。15時時点では1.0493ドルと12時時点(1.0498ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ安水準だった。時間外の米10年債利回りが3.59%台まで上昇幅を拡大したことをながめ、一時1.0483ドルまで本日安値を更新した。
 なお、レーン欧州中央銀行(ECB)専務理事兼チーフ・エコノミストは「インフレはピークに近い可能性が高いと確信」「インフレ率は来年に6-7%へと低下するだろう」などの見解を示した。

 豪ドル米ドルは小高い。豪準備銀行(RBA)はこの日、政策金利を予想通り3.10%まで引き上げることを決定した。声明文では「あらかじめその方向性が決まっているわけではない」としながらも、「今後一定期間、さらに利上げを行うことを想定」と言及。金融政策の公表後には一時0.6738米ドルまで上昇する場面も見られた。もっとも、米長期金利の上昇を受けて全般ドル買いが進んだ影響もあり、買いの勢いも長続きはしなかった。

 ドル円は下値が堅い。15時時点では136.96円と12時時点(136.97円)と比べて1銭程度のドル安水準だった。一時136.70円台まで弱含む場面があったが、その後はドルが全般に底堅く推移した流れに沿って、137円台を回復する場面も見られた。

 ユーロ円は15時時点では143.73円と12時時点(143.79円)と比べて6銭程度のユーロ安水準だった。ドル円と同様に東京午前の買いが一服したことで143円台半ばまで下落したものの、下値は限られた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:136.29円 - 137.17円
ユーロドル:1.0483ドル - 1.0519ドル
ユーロ円:143.24円 - 143.95円

(岩間)
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