東京外国為替市場概況・15時 ユーロ円、戻り鈍い

 28日午後の東京外国為替市場でユーロ円は戻りが鈍い。15時時点では143.21円と12時時点(143.51円)と比べて30銭程度のユーロ安水準だった。午後の上海株が再び下落したほか、時間外のダウ先物も210ドル下げたことでリスク回避の売りが優勢に。一時143.05円と本日安値を更新した。また、ポンド円は166.56円、豪ドル円は92.24円、NZドル円は85.67円まで下げ幅を広げるなど、円が全面高となった。

 ドル円も戻りが限定的。15時時点では138.36円と12時時点(138.51円)と比べて15銭程度のドル安水準だった。一時138.70円台まで下げ渋る場面があったが、円高が再開したうえ、時間外の米10年債利回りが3.62%台まで低下幅を拡大すると138.18円まで下落している。

 ユーロドルは15時時点では1.0351ドルと12時時点(1.0361ドル)と比べて0.0010ドル程度のユーロ安水準だった。リスクオフの動きから戻りは鈍かったが、米金利低下を受けて下サイドも限られた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:138.18円 - 139.47円
ユーロドル:1.0341ドル - 1.0403ドル
ユーロ円:143.05円 - 144.97円


(越後)
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