東京外国為替市場概況・12時 ユーロ円、重い動き

 8日の東京外国為替市場でユーロ円は重い動き。12時時点では146.85円とニューヨーク市場の終値(146.88円)と比べて3銭程度のユーロ安水準だった。上海株が下落するなか、リスク回避の円買い・外貨売りが持ち込まれ、ユーロ円は一時146.69円、ポンド円は168.68円、豪ドル円は94.73円まで下落するなど、クロス円は軟調だった。

 ユーロドルは伸び悩み。12時時点では1.0007ドルとニューヨーク市場の終値(1.0020ドル)と比べて0.0013ドル程度のユーロ安水準だった。ユーロ円への連れ安もあり、ユーロドルも米中間選挙や、10日の米消費者物価指数(CPI)発表を控えた調整のドル安・ユーロ高方向の動きに一巡感が出始めてきた。1.0007ドルまで下値を探った。
 
ドル円は小高い。12時時点では146.74円とニューヨーク市場の終値(146.63円)と比べ11銭程度のドル高水準だった。クロス円が円高へ傾くなかでも、対ユーロなどのドル強含みを反映してドル円は戻した。前日比プラス圏へ浮上し、一時146.78円までじり高。時間外取引で米10年債利回りが、昨日NY終盤につけた4.222%へ並ぶ水準まで戻したことも支援となった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:146.32円 - 146.78円
ユーロドル:1.0007ドル - 1.0031ドル
ユーロ円:146.69円 - 147.00円

(関口)
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