今日の株式見通し=軟調か 米国株はさえない動きが続く

 東京市場は軟調か。米国株はまちまち。ダウ平均が上昇し、S&P500とナスダックが下落した。ダウ平均は1ドル高の33597ドルで取引を終えた。押し目買いと戻り売りのせめぎ合いで小動き。3指数ともプラス圏とマイナス圏を行き来したが、ナスダックはマイナス圏で推移する時間帯が長かった。ドル円は足元136円50銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて75円安の27585円、ドル建てが80円安の27580円で取引を終えた。

 米国株は売り圧力こそ和らいだものの、直近2日間の下げの大きさを踏まえると反発力は鈍い。米長期金利は低下したがナスダックは弱く、ハイテクグロース株は買いづらい。金利低下は金融株には逆風。ドル円は円高(ドル安)に振れており、自動車など輸出関連株も買いづらい。ここ数日の日本株は弱い米国株に対して耐性を示していたが、しびれを切らした売りが優勢になると予想する。あす9日には米11月生産者物価指数の発表があり、これへの警戒から上がりづらく下がりやすい地合いが続くだろう。日経平均の予想レンジは27450円-27750円
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