今日の株式見通し=堅調か 米国株は3指数がそろって上昇

 東京市場は堅調か。米国株は上昇。ダウ平均は183ドル高の33781ドルで取引を終えた。新規失業保険申請件数が前週比で増加し、金融引き締めへの警戒がやや後退。直近の下げに対する押し目買いが優勢となった。ただ、一時300ドル超上昇したところからは上げ幅を縮めるなど、本日発表される11月生産者物価指数(PPI)を前に上値は重かった。ドル円は足元136円70銭近辺で推移している。CME225先物(3月限)は円建てが大証日中終値と比べて195円高の27685円、ドル建てが220円高の27710円で取引を終えた。なお、12月限は円建てが大証日中終値と比べて265円高の27755円、ドル建てが260円高の27750円で取引を終えている。

 米国株は伸び悩みながらも3指数がそろって上昇しており、これを好感した買いが入ると予想する。きのうの日経平均は下落はしたが、終値では27500円を上回っており、下値での買い意欲は確認できた。米3指数の中ではナスダックの動きが良く、足元売り込まれていたハイテクグロース株が上昇を先導するだろう。高くなったところでは米PPIの発表を前にしたリスク回避の売りが上値を抑えるとみるものの、週間でフラット(前週末の終値は27777円)に戻すくらいの上昇は期待できそうだ。日経平均の予想レンジは27650円-27850円
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。