今日の株式見通し-軟調か FOMCを受けて米国株は下落 利上げ幅は0.5%
東京市場は軟調か。米国株は下落。ダウ平均は142ドル安の33966ドルで取引を終えた。中盤までは堅調に推移していたが、FOMCの結果発表後に値を崩した。利上げ幅は大方の予想通り0.5%となったが、ターミナルレート(利上げの最終到達地点)が引き上げられたことが嫌気された。ただ、一時400ドル超下げたところからは持ち直して終えている。ドル円は足元135円40銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて190円安の27890円、ドル建てが155円安の27925円で取引を終えた。
ダウ平均が売られっぱなしで終わらなかったところを見ても、今回のFOMCは概ね想定内の内容であったと言える。米10年債利回りは発表後にやや荒い動きとなったものの低下しており、金利が株式市場をかく乱するようなことにもならなかった。ただ、米国株が売り反応となったことで、踏み上げ的なリスクオン相場が到来することへの期待は後退した。きのうの日経平均は米国株が失速した割には強い上昇となっており、楽観に傾きかけた修正で、きょうは売りに押されると予想する。ただし、弱いというよりはクールダウン的な動きになるとみている。売り一巡後の下値は限られるだろう。日経平均の予想レンジは27900円-28200円
ダウ平均が売られっぱなしで終わらなかったところを見ても、今回のFOMCは概ね想定内の内容であったと言える。米10年債利回りは発表後にやや荒い動きとなったものの低下しており、金利が株式市場をかく乱するようなことにもならなかった。ただ、米国株が売り反応となったことで、踏み上げ的なリスクオン相場が到来することへの期待は後退した。きのうの日経平均は米国株が失速した割には強い上昇となっており、楽観に傾きかけた修正で、きょうは売りに押されると予想する。ただし、弱いというよりはクールダウン的な動きになるとみている。売り一巡後の下値は限られるだろう。日経平均の予想レンジは27900円-28200円