ニューヨーク外国為替市場概況・23日 ドル円、反発

 23日のニューヨーク外国為替市場でドル円は反発。終値は132.91円と前営業日NY終値(132.35円)と比べて56銭程度のドル高水準だった。米10年債利回りが3.74%台まで上昇したことで買いが強まり、24時前には一時133.14円と本日高値を付けた。一方、米ミシガン大学が発表した1年期待インフレ率が2021年6月以来の低水準となったことで買いは一服し132.70円台まで伸び悩んだ。週末とあってその後は目立った動意がみられないまま、132円台後半で取引を終了した。

 ユーロドルは3営業日ぶりに反発。終値は1.0617ドルと前営業日NY終値(1.0596ドル)と比べて0.0021ドル程度のユーロ高水準だった。1.06ドル台前半を中心に狭いレンジでの推移となった。NY序盤には1.0633ドルまで上昇したものの、米長期金利が上昇するなかで上値は限られた。

 ユーロ円は反発。終値は141.05円と前営業日NY終値(140.22円)と比べて83銭程度のユーロ高水準だった。総じてドル円につれた展開となり、一時141.21円まで反発した。
 南アフリカランドは堅調。対ドルで16.9604ランド、対円で7.83円までランド高が進んだ。プラチナ価格が5%近くの大幅高となったことで、世界最大の産出量を誇る南アフリカの通貨ランドに買いが集中した。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:132.16円 - 133.14円
ユーロドル:1.0587ドル - 1.0633ドル
ユーロ円:140.07円 - 141.21円


(越後)
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