ニューヨーク外国為替市場概況・22日 ドル円、小反落

 22日のニューヨーク外国為替市場でドル円は小反落。終値は132.35円と前営業日NY終値(132.46円)と比べて11銭程度のドル安水準だった。7-9月期米国内総生産(GDP)確定値が上方修正されたほか、個人消費やコアPCEも予想より強い内容だったことで米長期金利の上昇とともに買いが先行。昨日高値の132.53円を上抜けると目先のストップロスを巻き込みながら132.72円まで買い上げられた。米金利上昇が続かなかったほか、ダウ平均が軟調に推移し、豪ドル円などクロス円が売られた影響から132.17円付近まで失速したが、同時にドル高も進んだため下値も限定的。その後は132.40円を挟んだもみ合いが続いた。

 ユーロドルは小幅に続落。終値は1.0596ドルと前営業日NY終値(1.0605ドル)と比べて0.0009ドル程度のユーロ安水準だった。クリスマス休暇に伴って流動性が一段と悪化するなかでポンドなどに売りが持ち込まれた影響を受けたほか、良好な米経済指標も売りを後押しした。米国株安でリスクオフのドル買いが強まった流れもあり、4時30分過ぎには一時1.0573ドルまで下値を広げた。

 ユーロ円は反落。終値は140.22円と前営業日NY終値(140.46円)と比べて24銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルの下落につれたうえ、資源国通貨のクロス円が下落した影響を受けて140.04円近辺まで下押しした。一方、ドル円が買われた影響も受けたため下値も堅く、総じて値動きは鈍かった。
 なお、豪ドル円は88.07円、カナダドル円は96.73円までそれぞれ値を下げた。ダウ平均が800ドル近く下げたうえ、一時は79ドル台後半まで上昇していたWTI原油先物価格が77ドル台前半まで一転下落したことが売り材料視された。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:131.65円 - 132.72円
ユーロドル:1.0573ドル - 1.0659ドル
ユーロ円:139.96円 - 140.66円


(越後)
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