ニューヨーク外国為替市場概況・4時 ドル円、底堅い

 23日のニューヨーク外国為替市場でドル円は底堅い。4時時点では132.85円と2時時点(132.77円)と比べて8銭程度のドル高水準。クリスマス休場前で取引材料に欠ける中、米債利回りに連れた動きになった。一時上昇幅が縮まっていた米10年債利回りが3.74%台まで上昇すると、ドル円も底堅くなり132.95円近辺まで買われる場面もあった。

 ユーロドルはやや上値が重い。4時時点では1.0608ドルと2時時点(1.0620ドル)と比べて0.0012ドル程度のユーロ安水準だった。米金利が上昇したことで、やや上値が重くなっているが、欧州引け後は商いは低調。

 カナダドルは堅調。対ドルで1.3563カナダドル、対円で97.91円まで一時強含んだ。ロシアのノバク副首相がロシア産の原油・石油製品への西側諸国の価格上限措置に対応するため、2023年初めに石油生産を5-7%削減する可能性があると述べたことで原油先物価格が大幅に反発したことが支えとなった。

 ユーロ円はもみ合い。4時時点では140.92円と2時時点(140.99円)と比べて7銭程度のユーロ安水準。クリスマス休場を控え動きが鈍くなり、ユーロ円は141円を挟んでもみ合い。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:132.16円 - 133.14円
ユーロドル:1.0587ドル - 1.0633ドル
ユーロ円:140.07円 - 141.21円


(松井)
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