欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、上値が重い

 29日の欧州外国為替市場でドル円は上値が重い。22時時点では133.64円と20時時点(133.80円)と比べて16銭程度のドル安水準だった。時間外では3.83%台まで低下していた米10年債利回りが、昨日のNY引け値水準の3.88%台まで戻す場面もあった。しかしながら、米金利上昇へのドル買いの反応は限られ、ドル円の上値は重い地合いが続いている。

 ユーロドルは小幅高。22時時点では1.0652ドルと20時時点(1.0636ドル)と比べて0.0016ドル程度のユーロ高水準だった。年末を控え市場参加者が減少していることもあり、ユーロドルはもみ合いが続いているが、徐々に下値も堅くなり小高い動き。もっとも、昨日のレンジ(1.0607ドルから1.0674ドル)を抜け出すことが出来ていない。
 なお、多くの通貨は動きが鈍いが、豪ドルは引き続き売りが優勢で、対ドルで0.6711ドル、対円で89.70円まで弱含んだ。

 ユーロ円は小動き。22時時点では142.37円と20時時点(142.33円)と比べて4銭程度のユーロ高水準だった。神経質な動きだが、142円前半のレンジから抜け出せず小動き。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:133.47円 - 134.47円
ユーロドル:1.0610ドル - 1.0658ドル
ユーロ円:141.85円 - 142.72円


(松井)
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