欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、下げ渋り

 21日の欧州外国為替市場でドル円は下げ渋り。20時時点では131.84円と17時時点(131.76円)と比べて8銭程度のドル高水準だった。序盤の流れを引き継ぎドル売りが強まると、一時131.55円まで下押しした。ただ東京仲値頃につけた131.50円が目先の支持水準として意識され、一巡後は131.89円まで下値を切り上げた。

 ユーロ円は売り一服。20時時点では139.99円と17時時点(140.11円)と比べて12銭程度のユーロ安水準だった。ポンド円が160円を割り込んで159.66円まで下げ足を速めると、つれて139.70円までユーロ安円高に傾いた。ただドル円同様に日通し安値が支持水準として働き、ポンド円の持ち直しと共に140.01円まで下げ幅を縮めた。

 ユーロドルは伸び悩み。20時時点では1.0618ドルと17時時点(1.0633ドル)と比べて0.0015ドル程度のユーロ安水準だった。17時過ぎにつけた1.0637ドルを本日高値に1.0613ドルまで上値を切り下げた。1.21ドル後半から1.2121ドルまで下落したポンドドルに追随した動き。ポンド売りは、英国の公的部門借り入れ額の拡大が嫌気されたもよう。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:131.50円 - 132.37円
ユーロドル:1.0607ドル - 1.0637ドル
ユーロ円:139.67円 - 140.51円


(小針)
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