欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、荒い値動き

 30日の欧州外国為替市場でドル円は荒い値動き。20時時点では131.87円と17時時点(132.13円)と比べて26銭程度のドル安水準だった。米10年債利回りが上昇する過程でもドルの支えには全くならず、ドル円は東京時間からの下げへ基調が続き18時過ぎには131.55円まで下げ幅を拡大した。しかし、21日安値131.50円を割り込めないとショートカバーが入り、132.14円前後まで買い戻されるなど荒い値動き。その後は132円台が重くなり131円後半での取引が続いている。

 ユーロドルは底堅い。20時時点では1.0669ドルと17時時点(1.0651ドル)と比べて0.0018ドル程度のユーロ高水準だった。対円でのドル売りに連れて徐々にユーロ買い・ドル売りが進み、20時前には1.0676ドルまで上値を広げた。ドル円が132円台に戻した場面も、ユーロポンドの買いが支えになり底堅さを維持した。
 
 ユーロ円は20時時点では140.72円と17時時点(140.76円)と比べて4銭程度のユーロ安水準だった。ドル円が下落すると一時140.36円まで下値を広げたが、ドル円の買い戻しが入ると140.88円前後まで戻すなど総じてドル円の動きに連れている。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:131.55円 - 133.10円
ユーロドル:1.0639ドル - 1.0676ドル
ユーロ円:140.36円 - 141.95円


(松井)
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