ニューヨーク外国為替市場概況・3日 ドル円、4日ぶり反発

 3日のニューヨーク外国為替市場でドル円は4営業日ぶりに反発。終値は131.02円と前営業日NY終値(130.80円)と比べて22銭程度のドル高水準だった。日銀が金融緩和のさらなる修正を迫られるとの観測を背景に、アジア市場では一時129.52円と昨年6月2日以来約7カ月ぶりの安値を付けたものの、欧米市場では買い戻しが優勢となった。
 連休明けのロンドン勢がドル買いで参入したことで、21時過ぎには一時131.19円付近まで上昇。アジア時間に付けた日通し高値131.40円がレジスタンスとして働くと再び弱含み、130.06円付近まで下押ししたものの、米長期金利が低下幅を縮小すると131.10円付近まで切り返した。

 ユーロドルは続落。終値は1.0548ドルと前営業日NY終値(1.0667ドル)と比べて0.0119ドル程度のユーロ安水準だった。欧州時間に一時1.0520ドルと昨年12月12日以来の安値まで売られた影響が残ったものの、同日安値の1.0506ドルが目先サポートとして意識されると1.0597ドル付近まで下げ渋る場面があった。

 ユーロ円は4日続落。終値は138.19円と前営業日NY終値(139.45円)と比べて1円26銭程度のユーロ安水準。日銀が金融緩和を修正するとの思惑から一時137.39円と昨年8月29日以来の安値を付けたものの、NY市場に限れば狭いレンジでのもみ合いに終始した。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は方向感が出なかった。

本日の参考レンジ
ドル円:129.52円 - 131.40円
ユーロドル:1.0520ドル - 1.0683ドル
ユーロ円:137.39円 - 140.02円

(中村)
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