東京マーケットダイジェスト・16日 ドル安・株安

(16日終値:15時時点)
ドル円:1ドル=127.60円(前営業日NY終値比▲0.27円)
ユーロ円:1ユーロ=138.58円(△0.07円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0860ドル(△0.0030ドル)
日経平均株価:25822.32円(前営業日比▲297.20円)
東証株価指数(TOPIX):1886.31(▲16.77)
債券先物3月物:144.64円(△0.23円)
新発10年物国債利回り:0.500%(横ばい)
ユーロ円TIBOR3カ月物:0.00600%(▲0.00200%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標)     <発表値>     <前回発表値>
12月企業物価指数
前月比              0.5%      0.8%・改
前年比              10.2%      9.7%・改

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は上値が重い。約7カ月ぶりの円高水準で週明けの東京市場を迎えたとあって、市場では「国内輸入企業からの買いが観測された」と指摘があり、一時128.20円まで値を上げた。ただ、日銀の金融政策修正に対する思惑が一段と高まるなか、一巡後は戻り売りが優勢に。日本国債利回りが0.50%を超えてきたことで円高が加速すると、先週末安値の127.46円を下抜けて127.23円と昨年5月以来の安値を付けた。一方、一巡後は買い戻しが入り127.80円手前まで下げ渋りました。

・ユーロ円は方向感がない。日銀の政策修正に対する警戒感から上値は重かったが、ユーロドルが買われた影響も受けたため138円台で上下した。

・ユーロドルは底堅い。朝方には1.0820ドルまで小幅に下げたが、その後はドル円の下落をきっかけに買いが優勢となり、一時1.0874ドルと昨年4月以来の高値を更新した。

・日経平均株価は続落。外国為替市場での円高・ドル安を背景に輸出関連株が売られ、指数は一時370円超安まで下げた。このところ上昇が目立っていた銀行株や鉄鋼株に利益確定の売りが出たことも重しとなった。

・債券先物相場は5営業日ぶりに反発。日銀の政策修正への思惑から安く始まったものの、その後は日銀が臨時の国債買い入れオペを通知したことなどを支えに切り返し、一時144.82円まで上昇した。


(越後)
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