東京マーケットダイジェスト・13日 円小幅高・株安

(13日終値:15時時点)
ドル円:1ドル=129.16円(前営業日NY終値比▲0.09円)
ユーロ円:1ユーロ=139.98円(▲0.33円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0837ドル(▲0.0016ドル)
日経平均株価:26119.52円(前営業日比▲330.30円)
東証株価指数(TOPIX):1903.08(▲5.10)
債券先物3月物:144.41円(▲0.76円)
新発10年物国債利回り:0.505%(0.005%)
ユーロ円TIBOR3カ月物:0.00800%(△0.01200%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標)        <発表値>   <前回発表値>
12月マネーストックM2(前年同期比)    2.9%      3.1%
対外対内証券売買契約等の状況(前週)
対外中長期債          5668億円の取得超  918億円の処分超
対内株式            1991億円の処分超  1319億円の取得超
対外対内証券売買契約等の状況(前々週)
対外中長期債          918億円の処分超  4586円の処分超・改
対内株式            1319億円の取得超   2657億円の処分超・改

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は下げ渋り。日銀の政策修正や米利上げペース鈍化への思惑を背景にした円買い・ドル売りが先行した。新発10年物国債利回りが日銀の許容上限である0.50%を上抜けたこともあり、昨日安値の128.87円を下抜けて一時128.66円まで下押し。もっとも、その後は週末の実質5・10日(ゴトー日)の仲値に向けて買いが入ったほか、日米金融政策の方向性を意識した動きも一巡し、129.30円前後まで下値を切り上げた。

・ユーロドルは上値が重い。ドル円の下落を受けて朝方に一時1.0868ドルまで上昇する場面があったが、その後は次第に上値が重くなり、1.0832ドルまで売りに押された。

・ユーロ円は弱含み。全般に円買いが先行した流れに沿って一時139.82円まで値を下げた。その後はドル円と同様にいったん買い戻しが入る場面もあったが、日本株安やユーロドルが下落した影響もあり、次第に伸び悩む動きに。15時過ぎには139.77円まで再び下値を広げた。

・日経平均株価は6営業日ぶりに反落。米インフレ鈍化や日銀の政策修正への思惑などを手掛かりに外国為替市場で円高・ドル安が進行したことを受け、輸出関連株などを中心に売りが広がった。指数は一時360円近く下落し、一巡後も戻りは限られた。

・債券先物相場は4日続落。日銀による緩和策の修正思惑は根強く、国内債は本日も売りが先行。3月物は一時144円15銭まで下落した。長期金利の指標となる新発10年物国債利回りは日銀が上限とする0.50%を上回り、2015年6月以来となる0.545%まで上昇した。

(岩間)
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