東京マーケットダイジェスト・12日 円高・株小幅高

(12日終値:15時時点)
ドル円:1ドル=131.63円(前営業日NY終値比▲0.82円)
ユーロ円:1ユーロ=141.67円(▲0.84円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0762ドル(△0.0005ドル)
日経平均株価:26449.82円(前営業日比△3.82円)
東証株価指数(TOPIX):1908.18(△6.93)
債券先物3月物:145.17円(▲0.43円)
新発10年物国債利回り:0.500%(横ばい)
ユーロ円TIBOR3カ月物:▲0.00400%(△0.00100%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標)         <発表値>   <前回発表値>
11月国際収支速報
11月貿易収支            1兆5378億円の赤字 1兆8754億円の赤字
11月経常収支(季節調整前)     1兆8036億円の黒字  641億円の赤字
11月経常収支(季節調整済)     1兆9185億円の黒字  6093億円の赤字
12月景気ウオッチャー調査
現状判断指数               47.9       48.1
先行き判断指数              47.0       45.1

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は軟調。一部報道で「日銀が来週の会合で大規模緩和の副作用を点検する」と伝わり、日銀の政策修正への思惑が強まると全般に円買いが先行した。朝方から売りに押される展開となり、一時131.37円まで下押し。その後も戻りは鈍かった。

・ユーロ円も軟調。総じて円買いが強まった流れに沿って、一時141.54円まで売りに押された。また、ポンド円が159.87円、豪ドル円が90.94円、NZドル円が83.71円まで下げるなど他のクロス円も軒並み軟調に推移した。

・ユーロドルは小高い。ドル円の下落を受けてじわりと買いが進み、1.0775ドルまでやや値を上げた。

・日経平均株価は小幅に5日続伸。前日の米国株式相場が上昇した流れを引き継いで、買いが先行した。もっとも、日銀の金融政策修正への思惑が浮上するなか、その後は上値を抑えられる展開となり、次第に伸び悩む場面が目立った。

・債券先物相場は3日続落。日銀の政策修正への思惑が高まったことを受けて売りが進んだ。一時145円03銭まで下落し、2014年5月以来の安値を更新した。

(岩間)
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