ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、買い戻し

 31日のニューヨーク外国為替市場でドル円は買い戻し。2時時点では130.17円と24時時点(129.84円)と比べて33銭程度のドル高水準。共和党のマッカーシー下院議長が「明日にでも債務上限問題でバイデン米大統領と会談をもつ」との報道が伝わると、安全資産とされる債券が売られ、米金利が上昇した。米10年債利回りは米雇用コスト指数発表前の水準を上回り3.55%手前まで戻した。米金利の動きに連れてドル円は0時頃に付けた129.75円を底に130.20円台まで買い戻しが入った。

 ユーロドルは底堅い。2時時点では1.0857ドルと24時時点(1.0847ドル)と比べて0.0010ドル程度のユーロ高水準だった。米金利が上昇するとユーロ売り・ドル買いになる場面もあったが、月末のロンドンフィキシングにかけて、ややユーロ買いが優勢になったことで底堅い動きをみせた。1時半過ぎには1.0868ドルまで上値を広げた。
 なお、月末のフィキシングはポンド/スイスフランが大きく売られ、ユーロポンドは0.8830ポンド上昇、ユーロスイスフランは0.9958フランまで下落した。

 ユーロ円は堅調。2時時点では141.33円と24時時点(140.84円)と比べて49銭程度のユーロ高水準。ユーロドルが底堅く、ドル円に買い戻しが入ったことでユーロ円は堅調に推移し141.44円前後まで強含んだ。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:129.75円 - 130.53円
ユーロドル:1.0802ドル - 1.0868ドル
ユーロ円:140.75円 - 141.65円

(松井)
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