NY株見通しー経済指標や当局者の発言に注目

 今晩のNY市場は経済指標や当局者の発言に注目。昨日は米10年債利回りが上昇したことや、アルファベットが大幅続落したことで主要3指数がそろって続落。ハイテク株主体のナスダック総合は2日連続で1%超下落し、週初来では1.81%安となった。

 引け後の動きでは赤字決算や弱い見通しが嫌気されたライドシェア・サービスのリフトが時間外で30%安と急落し、決算が予想を下回ったエクスペディアも時間外で2%超下落した。

 週末の取引となる今晩は金融政策の見通しの見通しを巡り、経済指標や米連邦準備理事会(FRB)高官の発音に注目する展開か。経済指標ではパウエルFRB議長が注目する2月ミシガン大1年先・5年先期待インフレ率速報値に注目が集まる。午後にはウォラーFRB理事やハーカー米フィラデルフィア連銀総裁の講演も予定されており、インフレ指標や当局者の発言に振らされる展開となりそうだ。

 今晩の経済指標は2月ミシガン大消費者信頼感指数、同1年先・5年先期待インフレ率速報値、1月財政収支など。企業決算は寄り前にペイパル、ニューウェル・ブランズ、グローバル・ペイメンツなどが発表予定。(執筆:2月10日、14:00)
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