東京マーケットダイジェスト・14日 円高・株高

(14日終値:15時時点)
ドル円:1ドル=131.88円(前営業日NY終値比▲0.54円)
ユーロ円:1ユーロ=141.61円(▲0.38円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0738ドル(△0.0015ドル)
日経平均株価:27602.77円(前営業日比△175.45円)
東証株価指数(TOPIX):1993.09(△15.42)
債券先物3月物:146.84円(△0.20円)
新発10年物国債利回り:取引成立せず
ユーロ円TIBOR3カ月物:▲0.00600%(横ばい)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標)     <発表値>     <前回発表値>
10-12月期実質国内総生産(GDP)速報値
前期比             0.2%      ▲0.3%・改
前期比年率           0.6%      ▲1.0%・改
12月鉱工業生産確報
前月比             0.3%        ▲0.1%
前年同月比           ▲2.4%       ▲2.8%
12月設備稼働率(前月比)   ▲1.1%       ▲1.4%

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は軟調。今晩に1月米消費者物価指数(CPI)の発表を控える中、東京市場では持ち高調整の売りに終始した。目立った戻りも見られないまま、じりじりと上値を切り下げ午後には一時131.79円まで値を下げた。
 なお、日本政府はこの日、日銀の新総裁として経済学者で元日銀審議委員の植田和男氏を起用する人事案を国会に提示した。また、副総裁2人の後任には前金融庁長官の氷見野良三氏と現日銀理事の内田真一氏を充てる案も示した。

・ユーロ円も軟調。対ドル主導で持ち高調整の円買いが進んだ流れに沿った。ユーロ円は一時141.52円まで下げたほか、ポンド円は160.11円、豪ドル円は91.81円、NZドル円は83.61円まで下落した。

・ユーロドルは小幅高。ドル円の下落に伴ってやや買いが入り、一時1.0740ドルまで値を上げた。

・日経平均株価は反発。昨日の米国株高を背景に値嵩株の半導体関連株を中心に買いが強まり、指数は一時300円近く上昇した。一方、外国為替市場で円高・ドル安が進んだため、トヨタなど輸出関連銘柄に売りが出て伸び悩んだ。

・債券先物相場は続伸。昨日の米国債券相場が上昇した流れを引き継いで日本国債も買いが強まり、一時146.87円まで値を上げた。


(越後)
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