ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、底堅い

 14日のニューヨーク外国為替市場でドル円は底堅い。2時時点では133.05円と24時時点(132.73円)と比べて32銭程度のドル高水準だった。23時30分過ぎに133.13円まで上昇後、いったんは持ち高調整売りに押されて132.30円台まで弱含んだが、一巡後は米長期金利の上昇を支えに再び高値圏まで切り返した。なお、米10年債利回りは1月3日以来の高水準となる3.7952%前後まで上昇した。

 ユーロドルは戻りが鈍い。2時時点では1.0721ドルと24時時点(1.0752ドル)と比べて0.0031ドル程度のユーロ安水準だった。1月米消費者物価指数(CPI)を受けて米利上げの継続が意識されると、米金利上昇とともにドル買いが進んだ。24時過ぎには1.0770ドル台まで買い戻しが入る場面もあったが、一巡後は1.0707ドルの安値まで再び売りに押された。
 なお、ローガン米ダラス連銀総裁は「必要であれば予想以上に長く利上げを続ける用意がある」「インフレ率が持続可能に2%へ低下するという証拠を確認するまで緩やかな利上げを継続する必要」などの見解を示した。

 ユーロ円は2時時点では142.65円と24時時点(142.72円)と比べて7銭程度のユーロ安水準だった。ドル絡みの取引が中心となったこともあり、142円台半ばを挟んだ水準でのもみ合いとなった。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:131.52円 - 133.13円
ユーロドル:1.0707ドル - 1.0803ドル
ユーロ円:141.52円 - 142.76円

(岩間)
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