ニューヨーク外国為替市場概況・4時 ドル円、買い戻し一巡

 10日のニューヨーク外国為替市場で、ドル円は買い戻しが一巡。4時時点では131.55円と2時時点(131.50円)と比べて5銭程度のドル高水準だった。米長期金利の上昇を支援とした買い戻しの動きが落ち着き、131円半ばでもみ合った。米10年債利回りは3.73%付近で高止まり。ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁の「FF金利が5%を超えてから利上げを一時停止」などの発言に、市場は目立った反応を示さなかった。

 ユーロドルは下げ止まり。4時時点では1.0671ドルと2時時点(1.0668ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ高水準だった。米長期金利の上昇を受けたドル高・ユーロ安の動きは一服。1.0666ドルまで若干安値を更新したところで動意を落ち着かせたが、反発力は限定的。

 ユーロ円は小動き。4時時点では140.38円と2時時点(140.30円)と比べて8銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の買い戻しが一巡し、ユーロドルが小幅に戻すなか、ユーロ円は限られたレンジの動きに終始。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:129.81円 - 131.88円
ユーロドル:1.0666ドル - 1.0753ドル
ユーロ円:139.56円 - 141.50円

(関口)
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