ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、買い戻し進む

 10日のニューヨーク外国為替市場でドル円は買い戻しが進んだ。2時時点では131.50円と24時時点(131.04円)と比べ46銭程度のドル高水準だった。米長期金利の上昇を受けたドル高を支えに、一時131.57円前後へ戻した。米10年債利回りは1月6日以来の高水準3.73%台まで上昇。2月米消費者態度指数(ミシガン大調べ、速報値)が66.4と、市場予想の65.0や1月の64.9より強かったことへの反応は鈍かったものの、同時に発表となった1年先の期待インフレ率が4.2%と、4.0%程度を見込んでいた市場予想や1月の3.9%を上回ったことが徐々に効いてきたようだ。

 ユーロドルは本日安値を更新。2時時点では1.0668ドルと24時時点(1.0691ドル)と比べて0.0023ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利の上昇を受けて1.0669ドルまでユーロ安・ドル高推移。ポンドドルも本日安値1.2059ドルをつけた。

 ユーロ円は底堅い。2時時点では140.30円と24時時点(140.13円)と比べ17銭程度のユーロ高水準だった。ユーロドルの下落にはさほど引っ張られず、ドル円の円安推移に追随して一時140.44円前後まで戻した。100ドル以上の下落となっていたダウ平均がプラスへ転じるなど、米株への売り圧力が落ち着いたことも、円売りを進めやすくしたもよう。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:129.81円 - 131.88円
ユーロドル:1.0669ドル - 1.0753ドル
ユーロ円:139.56円 - 141.50円

(関口)
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