ニューヨーク外国為替市場概況・4時 ドル円、買い戻しが進む

 9日のニューヨーク外国為替市場で、ドル円は買い戻しが進んだ。4時時点では131.44円と2時時点(130.98円)と比べて46銭程度のドル高水準だった。米長期金利の上昇が支援となり、131.47円前後まで上昇。米30年債入札の応札倍率(カバー)が2.25倍と、前回1月入札の2.45倍を下回った。前日の10年債入札で応札倍率が前回入札を上回り、需要の底堅さを示したことと反対の動きとなった。さえない入札結果を受け、代表的な長期金利である10年債の利回りは3.67%目前まで上昇(債券価格は下落)した。

 ユーロドルは下押しが進行。4時時点では1.0741ドルと2時時点(1.0759ドル)と比べて0.0018ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利の上昇を受け、1.0738ドル前後までユーロ安・ドル高推移となった。

 ユーロ円は持ち直す。4時時点では141.18円と2時時点(140.93円)と比べて25銭程度のユーロ高水準だった。もみ合いレンジからやや放れ、ドル円の円安推移に連動して、4時前後に141.20円台まで戻した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:130.35円 - 131.83円
ユーロドル:1.0710ドル - 1.0791ドル
ユーロ円:140.48円 - 141.33円

(関口)
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