ニューヨーク外国為替市場概況・4時 ドル円、限られたレンジで振幅

 8日のニューヨーク外国為替市場で、ドル円は限られたレンジで振幅。4時時点では131.25円と2時時点(131.27円)と比べて2銭程度のドル安水準だった。米長期金利の上下に連動し、131.08円前後へ小幅に下押したものの戻した。
 米10年債入札は応札倍率(カバー)が2.66倍と、1月入札の2.53倍を上回り、相応の需要があることを示す結果となった。債券が買われ、米10年債利回りは一時3.62%台へ低下。しかし、カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁の「今年のある時点でFF金利が5%を超えると予想」「リセッションを引き起こしたくはないが、我々にはやるべきことがある」とタカ派な姿勢を意識させる見解が伝わるなか3.65%付近へ戻した。ウォラー米連邦準備理事会(FRB)理事の「インフレは依然として非常に高いため、さらに多くのことを行う必要」「一部予想よりも長い間、高い金利が必要になる可能性」などの発言も伝わった。

 ユーロドルはもみ合い。4時時点では1.0734ドルと2時時点(1.0733ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ高水準だった。米長期金利の振れをながめつつ、1.07ドル前半レンジで小幅に上下した。

 ユーロ円ももみ合い。4時時点では140.88円と2時時点(140.89円)と比べて1銭程度のユーロ安水準だった。ドル円とユーロドルの上下に挟まれ、140.80円台を中心とした振れに終始した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:130.60円 - 131.54円
ユーロドル:1.0714ドル - 1.0761ドル
ユーロ円:140.29円 - 141.03円

(関口)
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