ニューヨーク外国為替市場概況・4時 ドル円、買い一服

 14日のニューヨーク外国為替市場でドル円は買いが一服。4時時点では133.10円と2時時点(133.05円)と比べて5銭程度のドル高水準だった。2時30分過ぎに1月6日以来の高値となる133.32円まで上値を伸ばしたが、その後は買いが一服。ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁が「今年のある時点で、政策金利は十分制限的になり、維持されると予想」「FRBの行動はまだ完了していないが、近づいている」などと発言し、年内の利上げ終了を示唆したことが材料視された。米10年債利回りも3.79%台から3.74%台まで上昇幅を縮小するなか、一時132.85円付近まで弱含む場面も見られた。

 ユーロドルは戻りが鈍い。4時時点では1.0731ドルと2時時点(1.0721ドル)と比べて0.0010ドル程度のユーロ高水準だった。米フィラデルフィア連銀総裁の発言が伝わると1.0745ドル付近まで買い戻しが入ったものの、戻りは限られた。

 ユーロ円は4時時点では142.84円と2時時点(142.65円)と比べて19銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の上昇につれて142.95円まで上昇。その後は買いも一服し、高値圏でのもみ合いに転じた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:131.52円 - 133.32円
ユーロドル:1.0707ドル - 1.0803ドル
ユーロ円:141.52円 - 142.95円

(岩間)
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