東京外国為替市場概況・12時 ドル円、底堅い

 21日の東京外国為替市場でドル円は底堅い。12時時点では134.47円とニューヨーク市場の終値(134.25円)と比べて22銭程度のドル高水準だった。時間外取引の米10年債利回りが一時3.86%台まで上昇。ドル円はじり高となった。日経平均株価の下げ渋りや、上海株の底堅い動きに下支えされた。一部通信社インタビューで日銀元理事が、植田日銀総裁候補について「政策をある程度変える」と述べると、本日安値圏の134.16円前後へ一時下振れたが次第に持ち直し、昼頃には134.50円まで上昇した。

 ユーロドルは戻りが鈍い。12時時点では1.0663ドルとニューヨーク市場の終値(1.0686ドル)と比べて0.0023ドル程度のユーロ安水準だった。対円でドルが伸び悩み始めた場面で1.0678ドル前後へ戻した。しかし、反発力は限られ、本日安値を1.0663ドルまで小幅に更新した。

 ユーロ円はもみ合い。12時時点では143.40円とニューヨーク市場の終値(143.42円)と比べて2銭程度のユーロ安水準だった。限定的なレンジの上下だが、ユーロドルの戻りが鈍いなかドル円が一時下振れると、本日安値143.17円をつけた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:134.15円 - 134.50円
ユーロドル:1.0663ドル - 1.0689ドル
ユーロ円:143.17円 - 143.59円

(関口)
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