ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、戻り鈍い

 22日のニューヨーク外国為替市場でドル円は戻りが鈍い。24時時点では134.52円と22時時点(134.45円)と比べて7銭程度のドル高水準だった。ブラード米セントルイス連銀総裁が「政策金利を5%以上に引き上げる必要がある」と述べた一方、「2023年はインフレを抑制できる見込みがある」との見解を示すと一時134.37円と日通し安値を付けた。前日の安値134.15円が目先サポートとして働くと買い戻しが入り、134.65円付近まで下げ幅を縮める場面もあったが、米長期金利の低下に伴う売りが出ると再び弱含んだ。

 ユーロドルは持ち直した。24時時点では1.0650ドルと22時時点(1.0648ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ高水準だった。20時30分過ぎに一時1.0625ドルと日通し安値を付けたものの、17日の安値1.0613ドルが目先サポートとして働くと買い戻しが優勢に。米10年債利回りが3.89%台まで低下したこともユーロ買い・ドル売りを促した。

 ユーロ円は下げ渋り。24時時点では143.29円と22時時点(143.20円)と比べて9銭程度のユーロ高水準。21時30分過ぎに143.07円と本日安値を付けたものの、20日の安値143.03円が目先サポートとして働くとじりじりと下値を切り上げた。ユーロドルの持ち直しにつれた買いも入った。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:134.37円 - 135.06円
ユーロドル:1.0625ドル - 1.0664ドル
ユーロ円:143.07円 - 143.97円


(中村)
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