ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、失速

 23日のニューヨーク外国為替市場でドル円は失速。24時時点では134.87円と22時時点(134.98円)と比べて11銭程度のドル安水準だった。10-12月期米GDP改定値は前期比年率2.7%と予想の2.9%を下回ったものの、コアPCE改定値が前期比年率4.3%と予想の3.9%を上回ったことを受けてドル買いが先行。前週分の米新規失業保険申請件数が19.2万件と予想の20.0万件より強い内容となったことも相場の支援材料となり、一時135.36円と昨年12月20日以来約2カ月ぶりの高値を更新した。
 ただ、135円台では戻り売り意欲が強く、滞空時間は短かった。一時は3.9742%前後と昨年11月10日以来の高水準を記録した米10年債利回りが3.90%台まで低下したことも相場の重しとなった。

 ユーロ円は伸び悩み。24時時点では143.06円と22時時点(143.27円)と比べて21銭程度のユーロ安水準。23時前に一時143.52円と本日高値を付けたものの、ドル円が失速するとユーロ円も上値が重くなった。

 ユーロドルはもみ合い。24時時点では1.0607ドルと22時時点(1.0614ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ安水準だった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:134.70円 - 135.36円
ユーロドル:1.0586ドル - 1.0628ドル
ユーロ円:142.76円 - 143.52円


(中村)
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