24日の主な要人発言(時間は日本時間)

24日09:35 植田日銀総裁候補
「消費者物価上昇は需要の強さによるものではない」
「内外経済の不確実性は大きい」
「消費者物価は来年度半ばにかけて2%を下回る」
「景気と物価の現状と見通しに基づき政策を運営する」
「現在の金融政策は適切」
「金融緩和を継続し経済支え、賃上げできる環境を整える必要」
「目標の2%の持続・安定的な達成にはなお時間」
「総裁就任なら発言や言動のインパクトを認識し職責を果たす」
「政府と中銀が十分な意思疎通を図ることが重要」
「まだまだ物価上昇続くが、インフレ率は1月がピーク」
「2月のデータからインフレ率は大幅に下がる」
「基調的な物価2%が見通せれば、政策正常化に踏み出すことが出来る」
「毎回の決定会合で様々な検証を行っている」
「追加的な特別な検証、ほかの委員と相談し必要に応じて検討」
「基調的な物価の動き、好ましいものが出始めている段階」
「共同声明の2%早期達成、表現を当面変える必要はない」
「YCCの将来、様々な可能性が考えられる」
「YCCの修正、具体的な選択肢を言及することは不測の影響を及ぼすリスク」
「基調的な物価見通しが一段と改善する姿なら正常化方向での見直しを考えざるを得ない」
「出口戦略は時期尚早」
「国債購入、物価安定目標の観点から継続性を検討」
「長期国債の大量購入による量的緩和、ある程度の効果もつ」
「マイナス金利が経済支え、企業収益や借入にプラス」
「政策運営、時と場合によってはサプライズ的になることも避けられない」
「金融引き締めを急に行うと健全な企業に負荷をかける」

24日13:07 内田日銀副総裁候補
「金融緩和を継続し、日本経済をしっかり支える必要」
「この先も金融緩和が必要」
「副作用があるから緩和を見直すのではなく、工夫凝らして継続」
「出口については当然ながら当初から考えている、適切に対応することが出来る」
「予想物価上昇率は上昇しているが、2%には距離」

24日14:13 氷見野日銀副総裁候補
「日銀は金融緩和通じて経済支えることが一番重要」
「海外経済の不確実性は大きい、金融緩和を続けていくのが適切」

24日16:35 イエレン米財務長官
「インフレ率は低下しており、今後さらに低下すると予想」
「米労働市場は力強い」

24日17:16 ナーゲル独連銀総裁
「基調的なインフレ圧力は依然として非常に高い」
「3月以降に追加的な大幅利上げが必要とされる可能性がある」

24日18:45 岸田首相
「植田日銀総裁候補の発言は政府として違和感のある内容ではなかった」
「正式に決定したらできるだけ早く日銀総裁と会い、政府と日銀の連携を確認したい」

24日22:19 メスター米クリーブランド連銀総裁
「次の会合での利上げ幅について予断を持たず」
「金利は5%を幾分超えた水準に達するべき」
25日00:45
「インフレリスクは依然として上向きに傾いている」
「労働市場が堅調なため、政策のアンダーシュートや時期尚早の緩和コストはオーバーシュートのコストを依然として上回っている」

25日00:43 ジェファーソン米連邦準備理事会(FRB)理事
「賃金の伸びは依然として高すぎる。持続可能な2%のインフレ率への復帰と一致しない」
「労働力の需要と供給の不均衡が続いていることは、高インフレが緩やかにしか低下しない可能性があることを示唆」
「政策立案者はリアルタイムのデータを注意深く精査し、経済モデルからの調査結果を補完する必要がある」

25日00:48 テンレイロ英中銀金融政策委員会(MPC)委員
「金融状況は引き締まっている」
「英国のインフレは低下すると予想」
「行き過ぎた金融引き締めのリスクを認識」

25日01:46 ブラード米セントルイス連銀総裁
「米国では軟着陸が可能」
「現在は信頼できるディスインフレに該当する可能性がある」
「インフレ期待は現在、2021年のインフレ上昇前の水準に近い」

25日03:42 コリンズ米ボストン連銀総裁
「高過ぎるインフレに対処するため、更なる利上げが必要」
「金利を引き上げ、水準を長期間維持する可能性もある」
「最近の米経済指標は追加利上げの根拠となる」
「FRBがインフレを低下させ、ソフトランディングを達成できると楽観的」
「経済への悪影響を含め、多くのリスクがあることを認識している」

※時間は日本時間


(中村)
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