今日の株式見通し=小動きか 米国株はまちまちで方向感が出づらい
東京市場は小動きか。米国株はまちまち。ダウ平均が上昇した一方、S&P500とナスダックは下落。ダウ平均は5ドル高の32661ドルで取引を終えた。10年債利回りが一時4%台に到達したことで、インフレ長期化を懸念して全般的に上値が重かった。前日大きく下げたダウ平均に関しては、終盤に押し目買いが入った。ドル円は足元136円10銭近辺で推移している。CME225先物は円建て、ドル建てともに大証日中終値と比べて45円安の27485円で取引を終えた。
まちまちの米国株を受けて、日本株は上にも下にも動けないと予想する。2月のISM製造業景気指数は市場予想を下回ったが、同製造業価格指数が強い結果となったことが、米10年債利回りの上昇要因となった。ただ、米国株が大きく崩れることはなかった。市場が注目しているのは来週3月10日の2月雇用統計で、これを見極めるまではポジションを売りにも傾けづらいということだろう。上値は重いとみるものの、金利上昇局面で買われやすい景気敏感株は堅調が期待でき、指数は現状株価近辺で様子見ムードの強い地合いが続くと予想する。日経平均の予想レンジは27400円-27650円
(小針)
まちまちの米国株を受けて、日本株は上にも下にも動けないと予想する。2月のISM製造業景気指数は市場予想を下回ったが、同製造業価格指数が強い結果となったことが、米10年債利回りの上昇要因となった。ただ、米国株が大きく崩れることはなかった。市場が注目しているのは来週3月10日の2月雇用統計で、これを見極めるまではポジションを売りにも傾けづらいということだろう。上値は重いとみるものの、金利上昇局面で買われやすい景気敏感株は堅調が期待でき、指数は現状株価近辺で様子見ムードの強い地合いが続くと予想する。日経平均の予想レンジは27400円-27650円
(小針)