今日の株式見通し-軟調か インフレ長期化を警戒して米国株は大幅安

 東京市場は軟調か。休場明けの米国株は下落。ダウ平均は697ドル安の33129ドルと値幅を伴った下げとなった。2月の製造業PMI速報値が市場予想を上回ったことで長期金利が上昇。インフレ長期化への警戒が一段と強まった。ホーム・デポが決算を受けて大幅安となったことも投資家心理を悪化させた。ドル円は米金利上昇を受けてドル高・円安に振れており、足元134円90銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて195円安の27255円、ドル建てが190円安の27260円で取引を終えた。

 米国株の大幅安を嫌気して売りに押される展開を予想する。東京市場はあす23日が休場で、弱い米国株を受けてリスク回避ムードが強まるだろう。ただ、米国動向から予想される投資行動はグロース株の売りで、金融株などは相対的に値を保つ可能性が高い。日本では足元グロース株は敬遠されており、米国の経済指標は強いものが多いかもしれないということはある程度織り込みが進んでいる。そのため、米国株ほど厳しい下げにはならないとみる。25日線(27364円、21日時点、以下同じ)や75日線(27305円)より下では押し目買いが期待でき、26週線(27234円)もサポートとして機能するだろう。日経平均の予想レンジは27200円-27450円
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