今日の株式見通し=軟調か 強いPPIを嫌気して米国株は大幅安

 東京市場は軟調か。米国株は下落。ダウ平均は431ドル安の33696ドルで取引を終えた。1月生産者物価指数(PPI)が市場予想を上回ったことで、利上げ長期化を警戒した売りに押された。メスタークリーブランド連銀総裁やブラードセントルイス連銀総裁からタカ派的な発言が出てきたことも嫌気され、3指数とも終盤にかけて下げ幅を広げている。ドル円は足元133円90銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて155円安の27515円、ドル建てが150円安の27520円で取引を終えた。

 米国株安を受けて売りに押される展開を予想する。ダウ平均が下に値幅が出ている上に、米国は週明け20日がワシントン誕生記念日により休場で、リスク回避ムードが強まりそうだ。ただ、今週出てきた米国の経済指標の多くは市場予想を上回っており、PPIが強いかもしれないということは、ある程度織り込みが進んでいると思われる。CME225先物からは27500円近辺からのスタートが想定されるが、同水準を大きく割り込むようなら、押し目を拾う動きは出てくるだろう。安く始まった後は戻りは鈍いが下値もそこそこ堅いといった状態が続くと予想する。日経平均の予想レンジは27350円-27600円
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